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 （１） |
森のなかに おじいさんが、すんでいました。 ある日のこと ネズミがあわてて、かけこんできました。 「おじいさん、たすけてください。 ワシに、ねらわれています。 たべられそうです。」 その日から、ネズミは おじいさんと、くらすことになりました。 のんびりとくらしていた、ネズミに たいへんなことが、おこりました。 「うまそうだ。たべてやる。」 大きなネコが、ゆっくりと、ちかづいてきました。 ネズミは、あわてて、いえのなかへにげこみました。 ねこが、あとを追って、とびかかろうとしたとき おじいさんは、ネズミにむかっていいました。 「ネコ、ネコ！」 するとどうでしょう。 小さなネズミは、みるみるうちに 大きなネコに、変身しました。 追いかけてきたネコは びっくりぎょうてんです。 |
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| つづく |
「お釈迦さまの ものがたりⅡ」のえほんより